なたねプロジェクト
〜タネは命の循環〜
基にしたモデル的なプログラム | なたねプロジェクト 見て食べて楽しんで!使った油はリサイクル |
作成団体 | 株式会社アレフ |
地域プログラム化メンバー | 常磐大学人間科学部、茨城県環境政策課環境企画担当、いばらきESD 実践研究会、新荘市民センター運営審議会、茨城県環境アドバイザー、特定非営利活動法人茨城NPOセンター・コモンズ |
実証協力校等 | 水戸市立新荘小学校 |
● プログラムの概要
なたねをテーマに、①ものの循環(もったいない)②命の循環 ③家庭廃油循環の仕組みの、3つの循環を体験的に学ぶ。さまざまな種から油を抽出する実験を通じて、種は命、エネルギーの源であることや生物の成長・生活に油が重要な役割を担うことを理解する。次に、学校、地域の店舗、家庭を対象としたインタビューやアンケートによって、油のリサイクルの現状を把握する。家庭廃油回収の必要性に気づくとともに、ワークショップ形式で家庭廃油回収に関するアイデアをまとめ、地域住民や保護者を対象とした交流会を開催し、自分たちのアイディアを提案するとともに、対話を通じて地域の人の意識や行動の変革のきっかけとする。
● プログラムの目標
- ものや命を大切にすることや、家庭廃油のゆくえについて学び、市民としての責任を感じる。
- タネや油と人間の生活、地産地消、3R、ライフスタイルの見直しなどを総合的に学ぶ。
- 地域、家庭、校内へのインタビューや提案、交流を通じ、自分と地域とのつながりを意識する。
- グループワークや発表を重ね、他者と協力する態度やコミュニケーション能力を伸ばす。
- 地域を巻き込んだ家庭廃油循環の仕組みづくりを提案し、計画を立て実行する力を身につける。
種をつぶして油を採り、味見をする 廃食油から作った燃料で自動車を動かす様子を見学 調べたことをまとめて発表する準備
● 参加者の声
- 家庭の廃食油が循環していないことに気づき、自分たちができることを考えることができた。
- 児童が「自分たちにできること」を考え、地域の人たちに発信したことで達成感があった。
- 単年度での取組に終わらず、5年生に引き継ぎたい。
● プログラムの流れ
1時間目 | 一粒の種から |
2・3時間目 | 油の使い方を調べよう |
4時間目 | 家の油はどこへ行く? |
5・6時間目 | 油について提案をつくろう |
7・8時間目 | 地域に提案しよう |