水辺の環境調査

基にしたモデル的なプログラム「5つのものさし」で、地域の川や生き物を守っていく! 〜そして、自分の生活と関連づけて暮らしに生かす〜
作成団体一般社団法人 四日市大学エネルギー環境教育研究会
実証協力校等学校法人津田学園津田学園小学校
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

学校周辺に位置する嘉例川(身近にある自然) を中心に、上流・中流・下流の3ケ所で水辺の環境調査(5つのものさし)を行い、同時に水質調査も実施して、川の状況を把握する。3ケ所それぞれに生息する生き物や水質の状況、川の周りの環境の特徴や変化を捉え、その違いに気づく。護岸工事がされたまっすぐに整備された川の状況について話し合いを行い、人間が川の恵みを得て、生活していることに気づき、一方で、安心安全に暮らすために人工的に整備していることを学ぶ。 生き物にとって、人間にとって、どのような川で あることがよいのか、将来どんな川であってほしいかなど、自分の問題として川を捉えることのできる児童を育む。

● プログラムの目標

  • 自然との関係性を考えるきっかけの一つとする。
  • 様々な調査を通して、まとめる力を付ける。
  • 自然を保護・再生する力を付ける。
  • 自分の生活と関連づけて今後の生活に活かす。

● 参加者の声

(児童)

  • サカナの気持ちが自然にわかってきた。
  • サカナは今の環境をどう思っているのか?などに興味がある。
  • 生き物が川によってちがうので、ちょっと興味があります。
  • 自分が川とかかわりがあると知ったから、地域の川や生きもの、自然について興味がある。

(先生)

  • 「今後も考えさせ続ける」という概念が、今までの授業とは大きく異なっていました。

● プログラムの流れ

1時間目水辺の環境調査の目標と「5つのものさし」
2時間目出前授業「嘉例川と生き物たち」
3時間目調査の準備
4〜6時間目現地調査、科学的調査
7時間目水槽の様子について考える
8時間目川の生き物について考える
9時間目川の環境について考える、「コンクリートで固めた川」について考える
10・11時間目学習のまとめ、発表準備
12時間目発表会