くらしマイレージ講座

基にしたモデル的なプログラムくらしマイレージ講座
作成団体NPO法人環境ネットワークくまもと
地域プログラム化メンバー熊本大学、NPO法人環境ネットワークくまもと、学校法人尚絅学園尚絅中学・高等学校、九州環境パートナーシップオフィス、一般社団法人アイ・オー・イー
実証協力校等学校法人尚絅学園尚絅中学校
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

単にフード・マイレージを調べたり理解するだけでなく、熊本で古くから栽培されてきた「ひご野菜」について紹介し、県産の伝統野菜や日常生活における食とのつながりに、生徒自らが気づけるように工夫する。

エネルギー学習では、普段地域で目にしている自然エネルギーについての学習も行い、身近な問題としての意識付けを行う。また、県内の企業を訪問・見学し、太陽光発電等によって社内で使用する電気自給率100%を実現した様子を知る機会を作る。さらに同社の社員食堂の生ゴミを堆肥化し、その堆肥で野菜の生産を行う活動など、エネルギーや食の循環を間近で見ることによって、自分たちの生活をふりかえり、また見直すためのきっかけづくりとなるよう工夫する。

● プログラムの目標

  • 地球環境問題の中の「地球温暖化問題」について概要把握をする。
  • 私たちの日々の「暮らし方」について現状把握をする。
  • フード・マイレージについて理解する。
  • 地球温暖化の主な原因となるCO₂を排出する化石燃料に対し、排出の少ない自然エネルギーを使うことが有効であることに気づかせる。
  • 地域資源を有効活用してエネルギーを作る「創エネルギー」、また日々の暮らしでCO₂削減につながる「省エネルギー」についても気づかせる。
  • 「暮らし方」を考え直すコツや材料が身近にあることに気づかせる。
  • 持続可能な地域づくりにむけた具体的行動計画づくりと実践行動を実施していく。

● 参加者の声

  • 地域のNPO等と連携して授業に取組むことで、多様な専門的(本物)なプログラムに参加できる点で生徒たちに効果があると考える。
  • 地域や学校において、ESD・環境教育を普及促進して行くためには、目的や課題を設定して実践したことを定期的に検証して、継続していくと共に、広報したり、仲間を広げていくことが大事だと考える。
  • 省エネルギーと創エネルギーについて学べたのが心に残りました。

● プログラムの流れ

1時間目地球温暖化について学ぶ
2時間目毎日の自分の生活をチェックしよう!
ライフスタイルチェックをやって気づいたことは何?
ライフスタイルチェックの集計結果から、課題を解決するにはどのような工夫が必要だろう
3時間目毎日食べている食事からCO2削減を考えよう!
4時間目お弁当の食材からフード・マイレージを考えよう
5時間目お弁当の学習から分かったことを発表しよう
6時間目新エネルギーの利用について考えよう
7〜9時間目生活に必要なエネルギーからCO2削減を考えよう!
10・11時間目「くらしマイレージ」についてアクションプランを考えよう!