渋川生き物絵図

基にしたモデル的なプログラム川は自然の宝箱
身近な自然と「水」と「生き物」のつながり
作成団体名多摩市立連光寺小学校/特定非営利活動法人 くすの木自然館
実証協力校等草津市立渋川小学校5年生(3クラス)
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

生物の多様性」をテーマとして、1年「草花」、 2年「草花」、3年「昆虫」、4年「鳥」、5年「魚」、 6年「土壌生物」と分担して地域の生き物について調査・観察し、その結果を「渋川生き物絵図」 として一枚の絵図にまとめることによって、地域素材の「見える化」と、絵解きによるふるさとづくりを行います。渋川地区で取り組まれている「ふるさと絵図」と呼ばれる60年前の渋川地区の様子を描いた心象絵図との比較を行い、「過去・ 現在・未来」の時間軸、「池・川・琵琶湖」の空間軸、「お年寄り・親・子ども」の世代軸、「生き物・暮らし・人」の生活軸等の視点から、地域の「つながり」を見つめなおすプログラムです。

● プログラムの目標

校区は住宅や集合住宅、店舗等が多く、流れる川も人工的に造られた水路や護岸工事されたコンクリート張りのものがほとんどであり、自然に恵まれているとは言い難く、子どもたちにとっては自然とふれあう機会が圧倒的に少ないのが現状です。そこで地域で自然環境を守る活動をしている方々や地域の学習ボランティアと連携し、地域の自然環境に愛着を持つため自然に触れる体験活動を取り入れた学習によって、郷土に愛着を持ち、守ろうとする態度を培うとともに、様々な視点か ら地域の環境を見つめなおし、これからの「ふるさと」をよりよい環境にしていこうと主体的に行動できる子どもを育成することを目指します。

● 参加者の声

春・夏・秋と季節ごとに川に入って魚調査をするとたくさんの種類の魚がいることに気づきました。生き物絵図に描いた生き物いっぱいのふるさと渋川の環境を、これからも守っていきたいと思います。

● プログラムの流れ

1時間目計画立案
2時間目キックオフ宣言
3〜8時間目春・夏の調査
9〜11時間目近隣の小学校との合同調査
12・13時間目近隣の小学校同士で成果発表
14〜16時間目秋の調査
17時間目調査結果発表
18〜20時間目絵図作成
21・22時間目絵図お披露目
23〜25時間目地域の今昔学習
26・27時間目まとめ