地域の水生生物のつながりを調べる

基にしたモデル的なプログラム川は自然の宝箱
作成団体名多摩市立連光寺小学校
実証協力校等和歌山県立みはま支援学校 中等部1年生〜高等部2年生(12名)
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

川と海で生き物を採集し、それぞれの名前と特徴、生息環境を学芸員の解説や質疑応答で学び、生物同士の関わりや違いについて考えるプログラムです。あわせて、地域の河川や海岸の状態について学芸員の説明を聞き、地域の特色や問題点をまとめます。

写真撮影やインターネットを使ってまとめを行い、文化祭や全校集会で発表を行うことによって、普段は学年や学部の違い等によってふれあうことが少ない生徒たちとも調査内容や探究の楽しさについて共有します。また、採集した生物の飼育観察を行い、その生物について深く知ると共に、まとめの発表時に、他の生徒に触察体験をさせます。この際、正しい触り方など生物の取り扱いについて学びます。

● プログラムの目標

豊かさを残しつつも、外来種や山林の荒廃、人間による撹乱にさらされている海や川で生物を採集し、それらの生活を知ることで、生物の多様性だけではなく、海と川、山を行き来する生き物、 物質の巡りを理解し、人も含めた生物のいのちのつながりに気づくことを目標としています。さらに、自身がどのような関わり方ができるのか、という点にまで踏み込んで考えを導くことで、未来に生き物が豊かな環境を保つにはどうしたら良いのかを探るきっかけとします。

● 参加者の声

フィールドワークの時にその生物に出会うめぐり合わせを感じました。来年、再来年とフィールドワークを重ねていろんな生物と出会いたいです。

● プログラムの流れ

1・2時間目川での採集に関する事前学習
3・4時間目川での生物採集
5・6時間目海での採集に関する事前学習
7・8時間目海辺(逢母磯)での生物採集
9〜14時間目まとめ
15時間目文化祭発表
16〜18時間目まとめ
19時間目全校集会発表