つながりに気づく、つながりを築く

〜ふるさと伏見川を守り続けるためには〜

基にしたモデル的なプログラムふるさとのきれいな海を守ろう!
作成団体環境ボランティアサークル亀の子隊
実証協力校等 金沢市立三馬小学校
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

三馬小学校では、毎年市役所からサケの卵をもらい、育て、学校近くの伏見川に放流している。伏見川は児童にあまり親しみのない川である。「伏見川にサケを放流して大丈夫なのかな」。児童の疑問から授業はスタートする。伏見川はきれいな川なの?、昔と違うところはどこ?、上流・中流・下流の状況はどう違うの?、地域の人は伏見川をどう思っているのだろう?、児童の調べ学習が進む。森林組合、漁業組合の人にインタビューに出かけたり、森や海に行ったり、映像を見たり、そして児童は気づく。「人間と川、川の生き物はつながっている。伏見川を石川県NO.1の川にしたい」。児童が作成した自慢の「伏見川宣言」。伝えたくなる、何かをしたくなる授業である。

● プログラムの目標

  • 伏見川を守り続けるために、森林、水生生物、防災とのつながりについて、自分なりの問題意識を持つ。
  • 自然の様子を調べたり、自然を守り続ける人の話を聞きながら、友達と協力して収集した情報を分析し、活用する。

● 参加者の声

  • 伏見川が好きで、みんなで「石川No.1の伏見川にしよう!」って言って、みんなの思いがたくさんつまっている川。
  • 伏見川はなくてはいけないと思います!この地域が豊かなのは、伏見川から水をもらい、畑と田んぼができ、くらしに役立っているからです。
  • 伏見川は10年後も20年後も愛される川になってもらえる川になってほしいし、生き物がいるからすごく大切だと思います。

プログラムの流れ

1時間目伏見川は「サケの放流」ができるくらいきれいな川なのか
2時間目川の水質調査 川の上流・下流のつながりを知る
3時間目「サケを放流しても良いか」を明らかにする
4時間目ふりかえり「ふるさと伏見川を守り続けるために何ができるか」考える
5時間目森林見学 上流、森林と伏見川のつながりを調べる
6時間目伏見川と地域の人のつながりを調べる
7時間目「伏見川を守り続けるために何ができるのか」を考える
8時間目地域の人の伏見川に対する思いを知る
9時間目話合い「伏見川を石川No.1の川にするには」
10・11時間目発表会準備
12時間目 学習発表会