地球救命隊

〜守れ!! 日本の森林!〜

基にしたモデル的なプログラム木のパワーを探ろう!〜使って守る森と住まい・まちの創造人材育成〜
作成団体一般社団法人日本建築学会
地域プログラム化メンバー九州大学大学院芸術工学研究院、福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター、NPO法人グリーンフォレスト福岡、福岡市立百道浜小学校、株式会社フラウ
実証協力校等福岡市立百道浜小学校
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

化石燃料等限りある資源は「節約して守る」の意識が子どもたちには強いが、森林保全とは単に森林を守る事でなく、木を有効に伐採し「消費」し新しく植樹をしていく循環システムが森林の環境保全につながる事を理解するプログラム。そのために、子どもたちが「今、自分たちができることは何か?」を発見する。また、保全活動や林業を営む方をゲストティーチャーとして迎え、学校の授業では決して教わる事のない実際の話しを聞く事で、森林保全活動の内容を知ってもらう事とあわせて、林業を産業として成り立たせる事が重要な事の理解を深める。最終的に子どもたち一人ひとりが8ページの小冊子を作り上げる。

● プログラムの目標

社会科と総合的な学習の時間を利用する事で、通常、産業として学ぶ林業を別の視点で学びながら森林保全と循環システムを理解する。

  • 持続可能な資源である木材の現状と身のまわりでの関わりについて考える。
  • 木を育てる事と使う事の循環システムが森林保全に重要である事を学ぶ。
  • 消費者の一員として、森林資源と自分自身の関わりについて考え、自分たちが出来る事を見つけだす。
  • 森林保全や林業に関わる方の話しを直接聞き、 様々な視点から環境保全を学ぶ。

最終的に1つの答えを見つけ出すのではなく「山っていいよね。木材っていいよね。」と思うようになり、興味・関心を持ってもらう事を目標とする。

● 参加者の声

  • 実際に活動されている方の話には、想いがあり説得力がある。意欲も高まったし、理解が深まった。
  • 教師では到達できない専門性を知ることでより理解が深まった。
  • 実際に講師の先生が来てくれて私たちに 一生懸命に話しをしてくれたことで森林の大切さ、森林の役割をどのように活かしているかが知れたこと。
  • ワークショップで最後に廻った先生の言われた言葉が心にのこりました。それは「好きなことをやっていると自然と道が開ける。」と言う言葉です。

● プログラムの流れ

1・2時間目国土保全のための森林資源の働きと森林を守る林業の仕事を知ろう!
3・4時間目日本の森林や林業の現状に関して調べてみよう!
5・6時間目調べた事を発表してみんなで討論しよう!
7・8時間目間伐、枝打ち、間伐材を使った工作など木を体験しよう!
9・10時間目ワークショップで森林を守る仕事に携わる人の話しを聞こう!
11・12時間目学習したことをパンフレットにまとめよう!