よいまちつくろう 〜菜の花プロジェクト〜

基にしたモデル的なプログラムみんなでつくろう!防災コミュニティファーム 〜まちなかの公園が地域を守る農園に!?〜
作成団体国立大学法人愛媛大学
地域プログラム化メンバー愛媛大学大学院、愛媛大学、特定非営利活動法人えひめ311、公益財団法人松山国際交流協会、JAえひめ、南海放送株式会社、南海放送サービス株式会社、松山市立新玉小学校
実証協力校等松山市立新玉小学校
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

地域の玄関口であるJR松山駅の利用者に笑顔になってほしいという思いから、児童が自分たちにできることを考え、菜の花の栽培を行った。専門家の指導を受けながら土づくり、種まき、水やり、草抜き、間引きなどの作業を体験し、植物の成長を観察した。さらに、JR駅職員の協力のもと「駅探検」を実施し、駅構内のどの場所に菜の花のプランターを飾るかアイデアを出し合うなど、地域の人々と交流しながらプログラムを展開した。また、食用菜の花の栽培により、間引いた菜の花をお粥・雑炊にして食べる体験が可能となり、防災時における菜の花の活用方法について学ぶ。

● プログラムの目標

  • 校区にあるJR松山駅をより明るい場所にして、地域の方々の心を和ませることができるよう、自分たちができることを考え、実践する。
  • 地域や専門機関の多くの方と触れ合う中で、地域との関わりを深め、地域への愛着を持つことができる。
  • 菜の花を種から育てる活動を通して、植物の成長の仕方を観察するとともに、生命の尊さを感じ大切にする心を育むことができる。

● 参加者の声

  • 世界にはいろいろな駅があることが分かった。そして駅は、足が不自由な人、目が見えない人、外国の人などいろいろな人が使う場所だということが分かった。これからは、自転車は自転車置き場にきちんと置いて、目が見えない人の邪魔にならないようにしたい。
  • 菜の花は見た人が元気になる花だという話を聞いて、松山駅に菜の花を飾ることで駅が明るくなり、駅を利用する人みんなが気持ちよくなってほしいと思った。
  • 菜の花の雑炊は少し苦かったけどおいしかった。雑炊のほかにどんな食べ方があるか、おばあちゃんに聞いてみたい。

● プログラムの流れ

1時間目菜の花の種まき
2時間目菜の花の間引き
3時間目他の駅の様子を知る
4・5時間目松山駅の探検
6時間目東北の菜の花プロジェクトの話、菜の花のお粥・雑炊体験
7・8時間目菜の花を松山駅に飾る
9時間目菜の花回収、これからの取り組みにむけて