森の恵みに育まれた町

〜青森ひば(ヒノキアスナロ)の一生〜

基にしたモデル的なプログラム里山たんけん隊
作成団体特定非営利活動法人きんたろう倶楽部
実証協力校等五所川原市立金木小学校、五所川原市立金木中学校、青森県立金木高等学校
実証団体NPO法人かなぎ元気倶楽部
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

古くから日本三大美林と称えられ、地域の経済文化を支えた「青森ひば」(ヒノキアスナロ)は、氷河期から生き延びた特異な生態と比類ない防虫抗菌性によって平泉中尊寺金色堂をはじめ北日本各地の歴史的建造物に重用されている。私たちの町「金木町」の地名も木材の恵みに由来するとされ、明治時代には日本初の津軽森林鉄道が開通し、北辺の地でありながらハイカラな色彩が濃い土地柄でもある。青森県の木「青森ひば」と、今はなき近代化遺産「津軽森林鉄道」の歴史を知ることで地域の誇りを思い起こし、身近な里山の自然に育まれた私たちの生活環境を守るとともに、木の成長と活用から学ぶ持続可能な地域社会を未来の世代につなぐ取組を行う。

● プログラムの目標

  • 里山の自然や歴史、生活文化等を学び、体験することによって自分たちでもできる保全活動への関心を広げる。
  • 地域関係団体等の協力の基に、交流や協働作業を通してコミュニケーション力や、自然環境に親しむ意欲や態度を育む。

● 参加者の声

  • 今まで知らなかったひばの木が、本当に昔から使われているんだということを知って、驚きや嬉しさを感じました。
  • 今までは、生まれて、住んでいるだけの感覚だったけど、今日話を聞いてみて、歩いてみて、自分の目で見てみて、知らなかったことを勉強できて良かったです。金木町も、ひばも、スゴイと思った。

● プログラムの流れ

1・2時間目青森ひばの歴史と現状を知る
3・4時間目里山探検!
5・6時間目ものづくり体験から地場産業の創造を考える
7時間目環境保全について考える
8・9時間目地域関係団体等と維持管理について考え、実際に対策を実施する