温暖化・エネルギーについて学び、何ができるか考えよう
基にしたモデル的なプログラム | 地球温暖化を学び学校の省エネを考える「フィフティ・フィフティ」プロジェクト |
作成団体名 | 特定非営利活動法人FoEJapan |
実証協力校等 | 岐阜市立長森南中学校 |
● プログラムの概要
地球温暖化やエネルギー問題を「自分ごと」にし、省エネ行動や再生可能エネルギーの利用がその解決につながることに気づき、行動へと結びつく授業を行います。エコワットを使った省エネ調査、どちらが省エネ製品かを問うゲーム等を体験し、省エネを意識すると電力使用量が変わることを学びます。学校に設置されている太陽光発電の見学や発電状況の把握から、また、小水力発電事業を実施している人のインタビュー映像から、再生可能エネルギーの特徴や可能性、地産地消エネルギーの存在を知ります。
「今後どのような工夫や行動をするか」「どのようなエネルギーを選択すると持続可能であるか」についてディスカッションをし、行動につなげます。
● プログラムの目標
地球温暖化やエネルギー問題の情報を集め、様々な視点から自分の意見をまとめ、発言し、行動する態度を養います。学校及び家庭での身近な省エネルギーの方法の体験を通して、自ら実践する力、実践の結果等を他者に伝えるためのコミュニケーション力を育みます。エネルギー問題を地域の課題として捉え、活動している人のメッセージを受けて、「どんな工夫や選択ができるのだろう」など問いかけ、行動の変化と地域社会への参加意欲を高めます。日本におけるエネルギー事情や発電のしくみ、そのメリット・デメリットなどを学び、どのような供給源としくみが今後の日本社会に必要かについて、批判的かつ多面的に考える力を育みます。
● 参加者の声
- 再生可能エネルギーは他県にどれくらい設置されているか、知りたい。
- 日本の自然を発電に生かせることを知った。
- 再生可能なものは再生して新しくして使いたいです。
- 僕も自分で電気をつくって生活してみたいと思った。
● プログラムの流れ
1〜2時間目 | 地球温暖化とエネルギー問題 新エネルギー・省エネルギーの実験と体験 |
3時間目 | 調べ学習 テーマ:温暖化、省エネ、新エネルギー、世界や日本のエネルギー事情など |
4時間目 | 「家庭の省エネ」を考えてみよう (冬休み2週間実施) |
5時間目 | 省エネ調査のふりかえり どっちこっちゲーム (電球編 電池編 車編 発電編) 再生可能エネルギーを知ろう 【映像①②③】再生可能エネルギーとは |
6時間目 | 再生可能エネルギーを広めるためにできること 【映像④】長森南中学校の太陽光パネル グループワーク「みんなが出来ることはどんなこと」 地域の資源を活かしたエネルギー社会を考えよう 【映像⑤】石徹白の自然と小水力発電 エネルギーの未来のためにできること |
7時間目 | 環境新聞をつくる |