絵本作家を目指そう
基にしたモデル的なプログラム | 「力を合わせて絵本作家になろう!」 |
作成団体名 | NPO法人中国・地域づくりハウス |
地域プログラム化メンバー | 周南市立中央図書館、なかはらかぜ(漫画家、徳山大学専任教授) |
実証協力校等 | 周南市立中央図書館 |
● プログラムの概要
山口県周南市八代は、本州で唯一のナベヅル (特別天然記念物)の越冬地で、日本の自然保護発祥の地でもあります。ナベヅルは毎年10月下旬に中国やシベリアの繁殖地からはるばる渡ってきて、田んぼで羽を休め、八代の人々と共に冬を越します。そして3月になると、春の訪れを待ってふるさとの繁殖地に帰っていきます。そんな八代の地域では、ナベヅルを迎えて送り出す人々や暮らしの伝統が古くから伝わっています。
このプログラムでは、ナベヅルと共生する地域の人々やその暮らしとふれあいながら、専門家から八代に飛来するナベヅルについて学び、地元出身の漫画家といっしょにナベヅルと共生する地域の暮らしを題材とした絵本作りに挑戦します。
● プログラムの目標
絵本作りの題材となる地域に出かけて、専門家といっしょにナベヅルの生態や特徴を観察します。そして、ナベヅルと共に生きる地域の人々からその暮らしの伝統や歴史について聞き取り、自分の身近な環境に対する関心を高めます。また、八代に飛来するナベヅルが減少している理由や環境の変化から、自分たちの生活がナベヅルや自然環境に与える影響について理解を深めます。
観察や交流などの体験から学んだことを絵本で表現することを通して、人と自然のつながりや関わり方について考え、それを他者とわかちあうきっかけとします。
● 参加者の声
- ナベヅルのことを初めて知りました。
- 自分一人の宝物を作っているみたいで楽しかった。
- 絵を描くのが好きなのでとても楽しかったです。また参加したいです。
● プログラムの流れ
1〜3時間目 | 地域に出かけてそこで暮らす人々とナベヅルに会おう |
4・5時間目 | シナリオを描こう |
6〜9時間目 | 絵本をつくろう |
10・11時間目 | メッセージを伝えよう |
12時間目 | 自分にできることを考えよう |