季節と堀川の生物

基にしたモデル的なプログラムふるさとのきれいな海を守ろう!
「生き物たちとの持続可能な社会を考えよう」(自然調和型社会学習プログラム)
作成団体環境ボランティアサークル亀の子隊、岡崎市立新香山中学校
実証協力校等 名古屋市立八熊小学校
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

八熊小学校は全学年を通じて、学校のすぐ近くにある堀川について学習している。4年生は、季節と生物の関係をテーマに、生物多様性が豊かな藤前干潟と、都心を流れる堀川を題材に学習する。藤前干潟、堀川に出掛け、生物の様子を観察したり、季節と生物の関係を考えるために気温や水温を測定したりする。また、堀川に生息しているチチュウカイミドリガニを中心にして、生物にとって堀川の環境はすみやすいのか、生物は季節に適応してどう生息しているかを藤前干潟との比較や、昨年の気温や水温、カニの捕獲量のデータを用いて考える。

川や干潟など身近な自然環境の状況を知り、大切にしようとする態度を育てる。児童が地域の自然環境に気付く授業であり、その気付きを次の学年へつなげる。

● プログラムの目標

  • 児童にとって身近な、藤前干潟と堀川をフィールドに、チチュウカイミドリガニを中心に堀川に生息している生物が季節に適応してどう生息するかを考える。
  • 身近な環境を大切にしようとする態度を育てる。

● 参加者の声

(児童)

  • 生物はそんな環境でも生きられるということがよく分かった。
  • 生物がどうやってすごしているのかがよく分かった!!!ふしぎなことがよく分かった。
  • カニは、環境がよくないと、現れないということ!
  • 堀川は、海とつながっているということ。いろんな生き物がすんでいることがよく分かった。
  • 堀川に何がいるのかな?と考えられた。

(先生)

  • 年間で藤前干潟や堀川に関わってきたので、児童の思考が深まり、多様な考えが引き出せた。

● プログラムの流れ

1〜8時間目秋の藤前干潟
秋の堀川の観察
9時間目藤前干潟と堀川の生物
10時間目堀川の生物とその環境(季節)
フィールドワーク
「生物のすみか」について考える