伊良部 シマの自然と文化

基にしたモデル的なプログラム命の水ー開発途上国の子どもの問題を「水」を通して学ぶー
さまざまな視点から水について考えよう〜水の総合学習プログラム〜
作成団体愛知国際理解教育ステーション(AIS)、教育開発研究会
地域プログラム化メンバー宮古島市農林水産部水産課、宮古島市立伊良部中学校、宮古島市立南小型児童館、沖縄県立宮古青少年の家、特定非営利活動法人宮古島海の環境ネットワーク、特定非営利活動法人いけま福祉支援センター、一般財団法人沖縄県公衆衛生協会
実証協力校等宮古島市立伊良部中学校、宮古島市立南小型児童館
SDGsの要素
ESDの要素
能力/態度

● プログラムの概要

シマで古くから活用されていた魚垣“カツ”を 取り上げ、昔の漁獲量と近年の漁獲量を比較し、水産資源の変化を知る。また、水産資源の変化か らみるシマの環境の変化を予測する。また、話し合いから地下水の問題へ焦点を絞る。実験(琉球石灰岩の吸水実験、淡水レンズの実験)を通して、特徴的な伊良部島の地形、地質から地下水のできる仕組みを学ぶ。地下水の仕組みから、“カツ” が作られた場所の環境・構造を理解し、シマの持続可能な水のつきあい方を考える。

● プログラムの目標

  • 魚垣からみるシマの環境の変化を理解し、変化の原因と過程の仮説を立てる。
  • 伊良部島の地形、地質の特徴を捉え、地下水のできる仕組みを学ぶ。
  • 地下水環境から持続可能な水との関わりを考える。
  • 自然環境と歴史文化の関係を「水」から学ぶ。

● 参加者の声

  • 淡水レンズからあふれ出た水が伊良部島と下地島の間にたまってそこで様々な生き物が生きていること。
  • 今日学んだことを忘れずに伊良部島の地下水についてたくさんの人におしえていきたいと思います。
  • 離島地域において、地域を活性化させるための地域に根付いたプログラムは大切で、ESD事業はプログラム作り、人間関係を作る上で重要な役割を果たしていると思います。

● プログラムの流れ

1時間目魚垣「シマの知恵」を学ぼう
2時間目伊良部島の水はどこからくる? —地下水のしくみ
3時間目シマの知恵とシマの資源
4時間目水質調査をしよう!
5時間目フィールド調査
6時間目水の汚れを考えよう